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                                                  (外部へのリンクは新しいウインドウが開きます)        20112年5月15日作成開始      おはら野農園  龍  隆
大飯原発の運転再開をとめよう   原発はいらない! 反戦・反貧困・反差別                             

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資料編

2012年5月15日付けの新聞報道を集めた
                

  おはら野農園の取り組み
    
原発はいらない! 反戦・反核・反原発・反貧困・反差別   



2012年6月6・7日付けの新聞報道を集めた
 
    作成中  07 June, 2012

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2012年5月15日付けの新聞報道を集めた
 
  つまりこれは、大飯町議会ではなくて、大飯町議会が設置した「大飯町議会の全員協議会」の協議した意見を取りまとめたものなんだ。

  重要な案件を制度の埒がいで諮って、法律や制度をないがしろにするものだ。まるで今の政府と一緒だな。

  幕藩体制下では、このような形ですべてが決まっていった。
 
  作成  16 May, 2012
朝日新聞/福井  朝日新聞/福井

おおい町議会 再稼働同意
2012年05月15日


出席議員の賛成(起立)多数で大飯原発3、4号機の再稼働に同意したおおい町議会の全員協議会=おおい町本郷



  おおい町議会は14日に開いた全員協議会で、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について、電力需給や地元経済への影響を理由に賛成多数で同意する意見をまとめ、時岡忍町長に伝えた。ただ、手放しの賛成ではなく、国が原子力政策の方向性を示すこと、使用済み核燃料の処分問題を早期に解決するよう求める意見も多く出た。


  全員協議会には病欠の1人を除く13人が出席。再稼働に賛成する理由としては、地元経済、雇用への影響を懸念する意見が多数を占めた。猿橋啓一議員は「地元は窮地に陥っている。飲食、宿泊業は今日、明日の客が見えない」。今川直樹議員は「安全性の確保と車の両輪のごとく雇用の問題について考えなければならない」と述べた。


 電力需給についても、尾谷和枝議員は「昨年の節電は日本中が苦労した。今年もやるのかというと、みんなこりごりだと言っている。電気がなくて一番困るのは弱者だ」と力説した。


  現在の原子力行政について問題を投げかける声も。松宮史知議員は「町民の多くは漠然とした不安を感じ、国はケアをするべきだ。エネルギーをどのように確保するのか、原子力について議論してもらいたい」。森口精治議員は「使用済み核燃料の中間貯蔵、最終処分など置き去りにされている問題を解決する方向に導いてもらいたい」と述べた。「福島の現状」を視察してからの判断を提案したが、受け入れられなかった。


 採決に加わらなかった新谷欣也議長を除き、出席議員でただ1人再稼働に反対した猿橋巧議員は「地震・津波に対する安全基準も確立されていない。避難計画も原子力規制庁もできていない。これで住民の不安に答えられるのか」と主張。採決でほかの議員が起立する中、座ったままだった。


  町議会の見解は当初の予定通り、新谷議長が口頭で時岡町長に伝えたが、全協では伝達方法についても一部の議員から不満の声が上がった。


  今川議員は「きちんと残る文書として渡すべきだ」。猿橋巧議員は「重大で大変なことを口頭で済ますのはおかしい」と批判した。結局は「法律上の事項ではない」として、新谷議長が全員協議会に諮ったメモを時岡町長の前で読み上げた。(大谷聡、小池寛木、山田理恵、堀川敬部)






 
 
毎日新聞/福井  毎日新聞/福井


大飯原発:再稼働問題 「経済への影響」多数、おおい町全協容認 町長、慎重な構え /福井

毎日新聞 2012年05月15日 地方版



  関西電力大飯原発3、4号機の再稼働問題は14日、おおい町議会が賛成多数で再稼働を認め、地元として初めての判断を下した。「住民意見の集約に加え、電力消費地の生活や経済に及ぼす影響を考慮の上、同意することにした」とし、時岡忍町長に対して、誠意ある継続的な対応を政府に促すよう求めた。【松野和生】

  この日の全員協議会では、再稼働容認の議員から「民意には地域の経済性も含まれる。町民からじかに聞いた話の6割弱は再稼働を認めるとの答えだった」などと経済問題を理由に挙げる意見が多数を占めた。電力需給の観点から、「医療機器が使えないという生命の問題があり、企業経営にも大きな影響が出る」「関東では計画停電が行われた。今後、大飯原発が(その問題に)関わるとするならば稼働するべき」などの意見が出た。

  さらに、再稼働容認を前提とした上で、「国の核燃料サイクル政策が機能していない。もっと関心を持って論議してほしい」「原発内にある使用済み核燃料の中間貯蔵問題も解決の方向をみつけてほしい」と積極的な対応を求める声も上がった。





 
 
産経新聞/福井  産経新聞/福井

大飯原発再稼働 議会「了承」 福井
2012.5.15 02:05
 ■「民意は再稼働にある」 現実路線選択、一方で慎重論も



  関西電力大飯原子力発電所3、4号機(おおい町)で14日、再稼働了承を賛成多数で採決した町議会。全員協議会では、「民意は再稼働にあると判断している」と再稼働を認める意見が多数を占めた一方で、「福島原発の視察後に判断すべきでは」など慎重な意見もあった。

  全協はこの日午前、議員の意見交換で始まった。浜上雄一議員は「原子炉の中には燃料があり、動いているにしろ、停止しているにしろ、安全には何の意味もない。民意は再稼働にある」という発言をきっかけに、各議員が容認の意思をそれぞれ表明した。

  中塚寛議員は「今、賛成反対とチームに分かれてやっている場合ではなく、必要とされているから安全を追求し、政府の再稼働が必要という判断を容認する」とし、現実路線の選択を求めた。一方、森口精治議員が「福島原発の視察後に判断するべきでは」と提案したが、議員から「今、判断が求められている状況で視察するのは同意しかねる」との意見が出て、提案は退けられた。

  最後に、松井栄治議員が「判断して終わりではなく、その後が重要だ。町民への説明責任など新たなしっかりとしたスタートをきることが大事だ」と述べ、12人中11人の賛成多数で採決された。
 
 
福井新聞  福井新聞


町議会、経済考慮し苦渋決断 大飯原発再稼働、慎重に議論

(2012年5月15日午前9時20分)
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大飯原発3、4号機の再稼働同意を賛成多数で決めたおおい町会の全員協議会=14日、同町役場



  福井県おおい町会が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意することを決めた14日、新谷欣也議長は「苦渋の決断」と強調した。電力消費地である関西圏の理解はいまだ得られず、政府への不信感はぬぐい切れない。安全面での町民の不安の声も根強い。しかし、それでも経済・雇用への影響を考えて「町民の過半数が再稼働を求めている」と判断。国の“安全宣言”を信用し、容認の結論を出さざるを得なかった。(原発取材班)

  4月14日に枝野幸男経済産業相から協力要請を受けた当初、町会は5月上旬にも結論を出す方向だった。だが、4月19、20日の議会報告会、26日の住民説明会で町民からは原発の安全性に疑問、不安の声が相次いだ。慎重に対応する姿勢に転じた。

  安全性確保などで国の取り組みがどこまで進んでいるかを検証するベースになったのは、3月にまとめた「統一見解」。副議長や各委員長ら7人でつくる作業部会を設置し、5月1日以降は連日のように非公開の缶詰め状態で議論した。「全国から注目され、責任が重い」と漏らす議員がいる一方、「経過が分からない」との批判も。意見集約に向け7日からは全協で本格協議入りした。

  慎重に進めた背景には、政府への強い不信感もあった。「町民が不安に思っているのは、国の安全性の説明がきちんと行き届いていないから」と新谷議長。14日の全協でも議員からは「国がふらふらして非常に不安感をあおっている」と厳しい批判が出た。

  町会としては細部にわたり課題点を洗い出した。時岡忍町長に伝えた議会の見解では、住民の不安の一因になっている原子力規制庁の迅速な設置を要望。再稼働した場合でも、継続的に安全性を高めるよう注文した。

  関西圏が再稼働に反発したり、立地が悪者扱いされるような風潮に対しても「政府が原発の意義や必要性を十分説得しきれていないからだ」と不満の声が出た。

  それでも、運転停止で地域経済が疲弊する切迫した現状を踏まえるとともに、関西圏でも電力需給が逼迫(ひっぱく)する点を考慮。枝野経産相の要請から1カ月かけての結論となった。「非常に重いボールを投げられ、長い間持っていたが、議員がそれだけ真剣に慎重な審議をした」と新谷議長は振り返る。

  同意はしたものの、町会は見解の中で政府に一層の取り組みを求めた。「政府の姿勢を含め、不確定要素が存在する状況での議論であったため、原子力政策の一元的な管理責任を担う政府の誠意ある継続的な対応を促すよう要請する」と。



◆原発再稼働とおおい町会の動き◆
■2011年
10月28日 関電が大飯3号機のストレステスト1次評価結果を原子力安全・保安院に提出
11月17日 4号機の結果を提出
■12年
2月13日 保安院が2基の評価を妥当とする報告書
3月22日 町会が判断のベースとなる「統一見解」を決議
  23日 安全委が2基の審査書を確認
4月6日 政府が新たな安全基準を決定
  14日 枝野経済産業相が来県し、再稼働への地元協力を要請
19、20日 町会が4カ所で議会報告会
  26日 町主催の住民説明会。町会は柳沢経済産業副大臣と意見交換
5月1日 町会が判断材料を精査する作業部会設置
  7日 意見集約に向け1回目の全員協議会。時岡町長が正式に意見集約を要請
  11日 2回目の全協
  12日 3回目の全協
  14日 4回目の全協。再稼働に同意すると賛成多数で決定。時岡町長に町会の見解を伝える





 
 
中日新聞/福井  中日新聞/福井

住民意見の検証に疑問 大飯再稼働容認

2012年5月15日

再稼働容認を11対1の賛成多数で決めたおおい町議会=おおい町役場で



  おおい町議会は十四日の全員協議会で、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を賛成多数で容認したが、四月の議会報告会や住民説明会で再稼働に反対、ないしは慎重な意見が相次いだことを考えると、議会が住民の声をどこまでくみ取ったのか、疑問が残る結果となった。


  四月十九、二十日の議会報告会や二十六日の住民説明会など公開の場では、町民から国の定めた安全対策の不備や、関西圏の理解が得られていないことを指摘し、現状での再稼働に批判的な声が目立った。


  住民説明会後、議会は小川宗一副議長を座長に各委員長らでつくる専門の作業部会を設置。十回近くにわたって国の説明や住民の意見を検証する作業に追われ、全員協議会も複数回開いた。


  議会の最終判断が注目されたこの日の全員協議会では「住民の意見では、経済や雇用の問題もあり、再稼働に前向きな声が多かった」などと、各議員が住民から聞き取ったという個人的な意見を披歴する姿が目立った。公的な場である住民説明会での町民の意見をどのようにとらえるかは各議員に任されたため、結果として再稼働に対する反対、慎重意見を議会として、どう判断したのかがあいまいになった。


  住民説明会で手を挙げ、再稼働に慎重になるよう意見を述べた同町長井の徳庄博美さん(60)は「ドーンとひっくり返された気持ち。住民説明会とは、いったい何だったんだろう」と落胆の表情を浮かべた。 


(帯田祥尚)






 
 

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参照している主なリンク先― 原発いらん!行動の人  独立系報道機関・ジャーナリスト   報道機関(マスゴミ系)  法と学  時々見に行くサイト(毎日追いかけないという意味で)

このHPに記述のために引用した記事は、引用当日のものです。                                              
  報道機関によっては、数日後、数ヵ月後に、アーカイブに変わっていたり、登録会員のみ閲覧できるようになったりしています。         
  また、同じURLアドレスでも、その後に加筆・修正が加えられ、私の引用と内容が変わったりしていることがあります。本文中の日時を確認してください。

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