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レコード針編  開店準備中

 レコード針  needle  stylus




 レコード針メーカー  needle  stylus
  かつて、レコード店・オーディオ専門店にレコード針がケースに入って展示販売してあった。
  レコード針の専業メーカーが、各社競って性能の良い針を開発していた。それは、カートリッジと針を開発したら当然生産しなけれなならない。
その針を生産していた専業メーカーは、同時にブランドを持っていた。SWING、KOWA、ナガオカ、この三社が有名で、現在も生産・販売している。


22 January, 2011  ジコー JICO   スイングSWING 


 基本のシリーズ 0.5mil針  0.5mil SWING
  SWING時代のベーシック、0.5mil針。最初からプラカバーに入っていて、スポンジの劣化で、針にへばりついているような事はない。でも製造は30年以上前。JICOブランドになるのが、’90年代。おして測るべし。

  0.5mil:
 LPレコードがステレオになった時、針先は0.7milだった。すぐに0.6milになった。楕円針が0.3×0.7mil形状のチップと接合ダイヤ針になっていく過程で、丸針が0.5mil標準に変わっていった。
  シュアーはいまだに0.6mil丸針を標準にしている。いわゆるG針。

SWINGのカタログは加除式のため、カタログ製作の正確な年月日は判らない。
    TAPEREDカンチレバーの 0.5mil針   ストライプ SWING
  カンチレバーが先にいくほど細くなっている。エムパイアの針がもっと極端なテーパードになっているように、同じ材質なら強度・剛性が増す。
  ↓テーパー(円錐)のカンチレバー
    TAPEREDカンチレバーの 楕円(0.3×0.7mil)l針:Y−J「N−75U」
  テーパードカンチレバー、0.3×0.7mil楕円針。このシリーズの針は少ない。VT針に移行したようだ。
  シュアー純正のN−75ED/Uは、0.2×0.7mil。
    TAPEREDカンチレバー・の 楕円(0.3×0.7mil)l針  赤いSWING
  バイタルカンチレバー。チップの慣性質量を小さくするために接合金属をカットしてある。
  0.3×0.7mil楕円が基本で、純正交換針の代替え針の中でも、高品質な針に用意された。ちなみに写真のテクニクスT4PカートリッジEPC-P24は、純正品の楕円針EPS-P24ES(CSは丸針)は、205シリーズに採用された交換針の技術が採用されているので、このクラスの針を使わないと、??といった音しか出ない。純正品の丸針でもそううなる。

ES: エレプチカル・スタイラス
CS: コニカル・スタイラス


  ↑横が、台になる接合金属ごとカット
 no print  4channel diamond stylus SWING
  細長いプラケース。
  4Chがブームになって収束したのが、'73〜'80。その短い期間の針。'70年代後半にはシュアーなどの特殊楕円針が中心になった。
  ナガオカの針もそうだが、製造年が古すぎて本来の性能を発揮する、つまりダンパーゴムの劣化していない針にめぐり合うことは少ない。
 
    オーディオブームが去って、冬の時代のJICO針
  この頃、日本精機宝石工業は、レコード針ブランドをSWINGからJICOに替え、欧米カートリッジ・オーディオメーカーを回り、レコード針を絶やさぬよう説いてまわり、生産・販売のライセンスを取得していった。
  JICOは海外向け通販サイトを運営している。こちらで、日本国内から購入はできない。ライセンスによる、販売エリア国・地域の足かせをJICOは負っているんだろう。
 
     現行ののJICO針
  このパッケージならJICO直販通販か販売代理店から購入したほうが、不良品の交換サービスに応じてもらえるからいいのでは。

  定価で送料無料とか、2割引送料別とか、様々だが、下は2000円から、1万円の針まで、財布と、アフターサービスを天秤にかけて。
  代理店契約して販売すれば、グロス(仕入かけ率)を想像するに、2割引が限界だと思う。
 

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12 January, 2011  ナガオカNGAOKA ナガオカトレーディング   
 
スポンジパッケージングは避けたい
  基本となる0.5mil丸針シリーズ
  ナガオカの針の基本になる0.5mil・接合ダイヤ・丸針のパッケージ。Nに○。銀色の台紙に印刷されている。
  '80年代後半に、裏面にバーコードが貼られる。@スポンジを使用したパーケージング、Aプラカバー(まだバーコード無し)、B同(バーコード入り)、C同(サイドの針の明細とバーコードが一体となった印字)と年代を重ねる。

                @スポンジ       B分離したバーコード

ナガオカがメーカーに割り振ったレコード針番号
例)コロンビア:44−37 →DSN−37
  サンスイ:92−10 →SN−10、10A
        92−110→ES−10(エムパイアS−2000丸針)

ナガオカ:33 ジュエルトーン:JN ナショナル:28 
コロンビア:44 ビクター:49 パイオニア:71 東芝:72
オンキョー:74 サンヨー:75 シャープ:78 アイワ:84
ヤマハ85: オーディオテクニカ:86 トリオ:87
ソニー:88 サンスイ:92 日立:95 マイクロ:96 CEC:92
三菱:99 アカイ:8 グレース:115 ゼネラル:79 シュアー:63
オルトフォン:62

 グレース 115(いずれも廃番)
  115−1: G6   115−3: RS−8Hブルー半透明

  ’96年カタログで多くが廃番になっている。
    現在は更に廃番になってる。
 
金色の台紙・「原音」シール
  原音シリーズ。優秀な針
  超高性能針「原音」はナガオカが世界に先がけて開発した特殊製法(PAT.926419)により、振動系に窒化チタニウムの硬質薄膜コーティング処理をしております。これにより振動系全体の硬度を高めることに成功、伝送特性が大幅に向上、高忠実度済世を実現しております。針先はスーパーポリッシュ(超完全研磨)仕上げの楕円形ダイヤモンド針、特に高音域の再生ロスおよびトレーシング歪の少ない再生音をお楽しみいただけます。  −取扱説明書ー

  金色のカンチレバー:コーティング処理。接合ダイヤ楕円針。○にG、または「GC」
 
 

 MUKUシリーズ
  黒、または深い緑のパッケージ。オーディオメーカーから純正品で発売されていた4Chレコード針が主になる。
  チップはムクダイヤ、(NUDE ダイヤ、ブロックダイヤなど)、接合針でないチップになっている。
  写真のPN−330Eのように、本体のPC−330Eが、PC−16、PC−330、PC−21(PC−16の4Ch仕様)と、よく売れていたので、このような針が独自に発売された。

←パイオニアのPN−330E:ムクダイヤ、楕円針仕様

 ↓ パイオニア PN-330E(71−330E)
   ウルトラ針 C-EX-B 紙の箱に、プラケースが入っている。
  東芝と共同開発した、ウルトラ針のナガオカ・バージョン。本家の東芝ウルトラ針が消滅して、こっちも消えた。(’86カタログでは健在だが)

ウルトラEX ソリッドブラックスタイラスの説明書 から
 ウルトラEXは、ナガオカと東芝の技術陣が永年の研究に寄り開発したすぐれたレコード針です。
  またソリッドブラックとは、ナガオカがカンチレバー用のために開発した材料で、素材にはカーボン繊維とエポキシ系樹脂の複合材料を使用しておりアルミニューム材、チタニウム材にかわる画期的なカンチレバーです。  (中略)
ウルトラEX(エクステンド)とは
  コランダムを原材料に使用し、結晶軸を有効に生かしもっとも摩耗しにくい(硬い)部分が、レコードと接触するようにカット研磨してありますので寿命はダイヤ針の領域まで及んでいます。 (略)
 

ソリッドブラック:
カーボンファイバーを接着剤で練り固めて剛性と強度を獲得した素材。
ソニーのカーボンクラッド(XL-45
のカンチレバー、シェルSH−160 ¥7,500が有名)とはよく似た発想からなる。

コランダム:
工業用人造サファイア・ルビーの総称。

  東芝からは。ウルトラC針として。
カートリッジC−500の針が有名。またシェルにも採用されている。プレーヤーSR-630などに。

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20 January, 2011  エーピス A7pis コウワ KOWA 弘和産業   


 黒のプラスチックケース
PH stylus

楕円針とは限らない。

写真の針は、
ひょっとしてJICOの針を間違って入れているかも
今、調べている。
 PH stylusシリーズ
  ラインコンタクト針。オグラ宝石が開発した独自の研磨・加工技術によって、生産された針。接合ダイヤ針。レコードと接する面を独自のカーブに加工している。

  「PH針は、世界五カ国特許をもつオグラ宝石製の優秀なスタイラス・チップを使用し、高度な技術と厳重な品質管理のもとに制作された最高級のオーディオレコード針です。」−取扱説明書

  このラインコンタクト針は、グランツGRANZのカートリッジの針に採用されている。有名なMF方式のカートリッジの上位機種。

  シュアーのMR針、エムパイアの4デメンジョン、オルトフォンのファインライン、JICOのSASなど、様々な特許があって各社呼び名が違う。私はラインコンタクトが一番ピッタリくる名前かと思って使っている。

  最初に特殊な形状を開発したのはシバタ針。4Ch用の針として開発されたこのシバタ針は、開発者の柴田氏に由来するそうだ。この針をラインコンタクトと呼ばないのは、針の後方を鋭くカット研磨することで、レコード面に鋭く接することによる弊害があったから、その面を”滑らかに”接するように技術開発されたからだと思う。

  オグラ宝石・JICOなど、レコード針を生産・販売していた会社は、その後、その精緻な研磨・加工技術を産業分野に生かして精密加工機械の分野に出ていった。
  そのことから判るのは、レコード針のためにダイヤ加工技術が進んだのではなく、レコード針、とりわけチップは、その一分野でしかなかったということである。


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レコード針   
26 March, 2010  チップ脱落  このようなことはよく起きるのか?
  脱落した、針先チップ。VN35HEの脱落したチップの痕跡。他の針なら騒がないのに、、、黙とう。HE針はE針より溝との接触面積が大きく、かつ進行方向の断面積も格段に大きい。溝掃除針と言われる所以。

  カンチレバーの穴に埋め込んで、接着剤で固定する。穴の精度、チップ研磨の精度、ぴったり角度正しく埋め込まれていたか、生産されてから30年位の接着剤の劣化の進行は?、繰り返される振動(この振動が音になって、、、)。
  このミリ以下のダイヤチップにかかる単位面積当たりの荷重は推し量るに、相当なものだろう、過酷な環境であったろう。

  もやっとしたホコリが右横に写っている。チリだのホコリだの、些細なようだが、チップの半径痕跡からすると巨大な研磨剤であることも判る。
  クリーナー液で洗浄する場合はチップに残った液がこのホコリにまみれていたら、研磨剤を塗り込んだと同様。だからレコード針を販売していた頃から客に勧めなかったし、私も使わなかった。今のように白スポンジのなかった時代、刷毛ブラシで軽くこすってお終い。勿論レコード盤も同様、このようなホコリを溝に塗りたくってしまうスプレーは使わなかった。ベルベットで瀬電気が起きないように何度も何度も決してホコリを溝にねじ込まぬようにぬぐった。
  だから私はレコード盤も針も消耗品で、劣化したら交換せよと言ってきた。でも針は高い、、、、。
 ←さてどこの針か? ←JICOの
  VN3G
←SHUREのVN35E
音の良しあしではなく、音の違いになる 同じように見える針先も拡大すると×20、パイプのつぶし方、取り付け方、 違うものです。

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レコード針     
03 March, 2010     

 SWING 現在のJICO、今もプラケースのデザインが同じ

 清掃後
   久しぶりに納得の一品が手に入った。

JICOの純楕円テーパードカンチレバー、
ヤマハ N−75U
シュアーのM75EDU用のN75EDU、0.3×0.7mil針になる。
当時価格¥5500。テンションワイヤーでひっぱているのは純正と同じ。現在価格¥4200(テーパードではない)
  0.3×0.7milの楕円、1milは0.0178mm、写真の円錐のダイヤのその先端を半径0.0534×0.1246mmに削っていると思うと、器用だなあと。

  それでいつものようにどれどれと×20で覗く。


  ↑やはり汚れている。正確には接合のための接着剤が溶けてチップの周りについている。

  ↑いつものように白スポンジで軽くこする。ダイヤブロックだとこのようなことはないが、接合針は仕方ないか。
  このように接着剤が劣化してる状態のダンパーゴムのほうも心配になる。


  レコードに落とす。
バスドラムの弾き、高音の切れはテーパードのおかげか、ダンパーゴムは健在だったようだ。

  当時は、赤いパッケージのVT針:接合金属チップを楕円に削って質量を下げて、針先慣性質量を小さくした針もあった。しかし、当時はその価格差数百円が痛かった。

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レコード針    
26 February, 2010

針先の清掃前 
チップにホコリが固着 ×20倍 
  針先を掃除する。  中古カートリッジについている針は大概写真のような状態である。
   レコード針の摩耗は、何故おきるのか。
普通に使っていれば、レコード針は200〜300時間で寿命がくる、すり減るから。
  なぜすり減るのか。誤解は、レコード盤と針がこすれあってすり減ると思うことから生じる。無埃室でサラのレコードをかけた場合、1000時間以上、針は摩耗しなかったという報告がある。
  では何故、摩耗するのか。針についたホコリ、盤の溝に付いたホコリ、これがやすりのようにレコードをすり減らし、針をすり減らす。

  盤の清掃と同時に針のまめな掃除が必要なわけである。2〜3枚かけて刷毛ブラシで軽くホコリをとる。月一回くらいルーペで覗いて白スポンジで5回くらい軽くこする。 それで写真のようにきれいになる。高音が歪んだり、音が濁るように耳で判る状態では、進行してしまっている。

清掃後 新品のように奇麗、すり減っていない

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レコード針    
25 January, 2010  ND-30Eのチップ  SONYの性格が判る

  ストレートアーム用に設計され単体発売されたカートリッジ XL−30の針。’90年当時の針価格7500円。当時の本体価格はいくらだったんだろう。
  角柱のブロックダイヤを楕円に削り出している。テーパード・アルミ(?)パイプカンチレバー。丸針は用意されていない、この針のみ。
  凄いのは、この角柱が長方形だってこと。たかが総合メーカーなのに、単品にかける執念と物量が凄いと思っているわけ。これがSONYの独自性、独創性なわけだが、時々スベル。こんな小さなところで再発見した。

  このカートリッジのスペックだが、まだ調べていない。なぜか手元に転がっていて、久しぶりに聴くために調整用に付けてみて、XL−15をライトにして疾走するんで、??針は??と覗いた。

  ND−30Eの互換針を探す。/カートリッジ、¥’90年価格、Gは丸針、Eは楕円針。
ND−30E/XL−30 
ND-200G(ブルーハントウメイ\3500) ND-200E(ブルー\4000)/XL-20G XL-20 XL-200 ND-250G(\3500) ND-250E(\4000)/XL-250
  ダントツの価格差から、他は接合楕円針と丸針だと判る。
    JICOの通販サイト  http://shop.jico.co.jp/products/?maker_id=26

 XL−30 XL−15系のカートリッジだろう。ライトにポップにSONYサウンド、ゆうことなし

  針圧調整にウエイトをあまり移動させないように、鉛が11g挟んである。とりあえずのシェルなので良しとしよう。ユニバーサルシェルにつけるにはカートリッジがちと小さいので、観てくれ優先でいきたい。

  このXL−30のファミリーを探す。先の針互換のカートリッジはそのままだろう。しかし、XL−30が最上位になる。
  ファルコンと称したフロントローデングプレーヤーやリバテイと称したシスコンプレーヤーの一群に含まれる。
  ユニバーサルアーム系ではXL−40/ND−40E¥9000があるが、カートリッジも針もランクアップして、勿論互換性もない。
  他のユニバーサル系のカートリッジを探す。上のカートリッジとは互換性はない。
  XL−35/ND−35Eチャハントウメイ\8000 XL−45(1.0〜1.75g)/ND−45Eアカ\10000 ND−45Xチャハントウメイ シバタ針\12000 XL−45U/ND−45Uチャハントウメイ\12000
これがファミリーとなる。短命に終わった単体発売のシリーズ。

  こちらを筒状の形をしたXL−50/ND−50X\12000 XL−70/ND−70X\20000があるが、その上をいったのも含めて、すべった。いかなソニーフリークの私でも、猫マタギした。

 XL−15 XL−25 XL−45 そしてXL−30と持っていれば、他はいらない

    JICOの通販サイト  http://shop.jico.co.jp/products/?maker_id=26




この後のSONY
MM  XL−15   ¥11000
MC  XL−MC1  ¥9600  交換針価格¥6500
     XL−MC9 ¥60000 交換針価格\40000

’90年で、すでに3本しか出していない。


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23 January, 2010
  
 
  針の後ろがえぐるようにカットされている



 F−23のチップ  あまりに奇麗に×20でみえたので、写真に撮ってみた。
  がさがさと探し物をしていたら、出てきた。日立Lo-DのMT−23用の針はDS−ST23だが、このカートリッジには4CH用の針が用意されている。F−23がそれ。ノブの色が茶色。当時7000円。

  4CH用のカートリッジというと何か別の仕様のカートリッジがあるかのように思うが、そうではない。4万Hz以上を再生可能なカートリッジ本体に、シバタ針を与えると、4CHカートリッジになる。つまりそこそこ以上のカートリッジならば可能なのである。逆にいえば、再生可能な針を開発したらシバタ針になったと。

  では、シバタ針とは。楕円針の一種で、針の後ろがえぐりとったようにカットされている。この頃はまだチップはダイヤブロックを丸く円錐に削ってカンチレバーにさしていたから、全体がダイヤでできている。
  よくまあ、こんなふうに研磨できたものだと感心するが、当時の精密加工技術は凄かったのだ。カートリッジ本体もそうだが、レコード針の多くが海外にOEMされていた。

  それで、この日立Lo−DのMT−23は、グランツGLANZからのOEMで、グランツではMG−2Sと呼ばれている。他には、デンオンDENONのJM−16(針DSN−34)、シャープOPTONICAのCART−102(針STY-102)がそう。まだまだオーディオ黎明期、各メーカーがカートリッジ開発競争に入る直前だった。

  その後シバタ針は、鋭角に削るのではなくある曲率をもって研磨されるようになり、針先チップの形状も色々となった。JICO針のラインコンタクト針がその典型。
 日立のレコード針、4チャンネル用。このような時代だった。
ノブ。左からシロ:デンオン、水色:不明、赤:日立・デンオン。茶:4CH用のシバタ針。
オリジナルのグランツは、楕円針、2.0g。つまり楕円針を使って、能力がでる。
  だからどうなんだと。言われても困るが、シバタ針の欠点はレコードの溝掃除をきちんとしてくれること。
  とにかくホコリを拾い上げてくれる。4CH針は4万Hzまで再生するが、音楽的に再生するわけではない。4CH分離信号を拾うためにこんな高域まで拾うわけだ。総じてハイエンドがシャカシャカする傾向になる。それで、音色はそのカートリッジのハイエンドの音色、プレーヤー、アンプ、スピーカーの特性に依存するので、もともとのシステムを強調することになる。新しい音が生まれるわけではない。
  

 
   

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